A.前向きの人生

人生100年時代にオオカミ少年化する「老後の不安」 そのリスクと対策

「オオカミ少年化」とはなんだろう?
イソップ寓話のオオカミ少年です。

たとえ不安であっても、何回か経験すると慣れて感じなくなるリスクを認識していない人が多いようです。

人生100年時代と言われる日本の超高齢社会において、ほとんどの人が老後に不安を感じているだろうと考えている人が多いようですが、それは誤りです。
老後に不安を感じていたけれども、すでにオオカミ少年化してしまった人が多いのです!

この際、不安に慣れてしまうリスクを知り、不安への対処法を学んでおきませんか。

不安のオオカミ少年化とは?

様々な調査が、老後に不安を感じる人が多いとレポートしています。しかしながら、老後に不安がありますか?と言う問いは愚問です。

不安の対象が生活費、健康、家族など広範囲にわたり、かつ期間が長期にわたる老後に不安が全くないという人がいるでしょうか。不安はあって当然です。

しかし、それはアンケートで問われてのことです。多くの人はオオカミ少年化した老後の不安を感じていないかもしれません。

アンケート設問自体が「ある」か「ない」かの二者択一で回答者の心理を割り切っていますが、オオカミ少年化した回答者の心理はもう少し複雑です。

多くの人は、不安があるかないかという単純な心理状態ではなく、自分の老後に不安を感じたことは当然、何回もあったはずですが、それに慣れてしまった結果、不安に対する感度が低下してしまっている状態にあります。具体的なアクションが起こせずにいるのです

不安がオオカミ少年状態になると、アラームのスイッチが切れてしまい、リスクにさらされた状態で生きていることになります。

イソップ寓話の「羊飼いと狼」

羊飼いの少年は毎日羊の番をして退屈しきっていました。

そこで、あるイタズラを思いつきます。
「オオカミが出た!」と仲間に告げてビックリさせてやろうと思ったのです。

案の上、「オオカミが出た!」という少年の通報にビックリして牧場に羊飼いたちは自分の羊を守ろうと、慌ててやって来ます。

そんな羊飼いたちをみて少年は面白がって、何回も同じイタズラを繰り返しました。

しかし、ある日、本物のオオカミが現れたのです。

そこで、助けを求めに他の羊飼いに「オオカミが出た!」とやったところ、今までの「オオカミが出た!」に慣れてしまった他の羊飼いたちは家から出て来なかったのです。

そして、その結果、村の羊はすべてオオカミに食べられてしまいました。とさ……

「オオカミ少年」については、こちらの絵本をご覧ください。

 

オオカミ少年化しやすい不安、しにくい不安

同じ不安に何回も襲われると不安に対してですら慣れてしまい、オオカミ少年化します。

発生頻度が低く、期間が長期に渡る不安はオオカミ少年化しやすいと言えます。

オオカミ少年化しやすい不安としては、生活習慣病がその最たるものでしょう。

<オオカミ少年化しやすい不安>

・ベルトの穴

当初の不安を無視することによって、次の不安への抵抗は弱くなります。

パンツのベルトのピンが今までの穴に入りずらくなります。ベルトを絞り上げると苦しいので、ひとつベルト穴の緩い方に入れざるを得なくなります。そしてしばらくすると、もう一つ緩いベルト穴にピンを指さざるを得なくなりますが、前回ほどの抵抗感はありません。

今までの穴にベルトのピンが通らなくなる度、体重計に乗ってどのくらい体重が増えたか確認しようという人は多くはないでしょう。

そして徐々に太った自分に慣れていってしまい。いつの間にか肥満体が普通の状態になってしまいます。そして、生活習慣病を発症するのです。

ベルトの穴ずらし、は肥満体になることへの不安でした。

・便潜血

また、健康診断を受けたところ、便潜血反応が出てしまいました。

大腸がんの兆しかもしれません。しかし、大腸内視鏡検査を促す再健診の案内が来ても、すぐに再検診する人は多くはないようです。痔の人は出血を痔のせいにすることが多いようです。そして、一年再検診を無視すると、その後再検診がきても、無視することに抵抗感が薄まります。

その結果、処置を先送りされた大腸がんは大きく成長し、手術をしなければならない事態に追い込まれるかもしれません。

<オオカミ少年化しにくい不安>

一方、同じ不安でもリスクにすぐさま直面しそうな不安は、オオカミ少年化せずに、すぐに対処することができます。

・包丁を持った男が電車に乗り込んできた。

・家の前の川が増水して溢れそうだ。

・賞味期限切れの食材を食べると、お腹を壊しそうだ。

健全な不安

不安を感じること自体は決して悪いことではありません。

不安は、リスクに対するアラームですから、自己保全のためにむしろ好ましいものです。

しかし、問題はそのアラームである不安への対処です。

せっかくのアラームであるにもかかわらず、多くの場合に人は不安を無視、あるいは対処を先送りしがちです。その結果、リスクの回避、あるいは発生を防止をする機会を失ってしまいます。

アラームを鳴らしてくれた不安に感謝して、喜んでお付き合いした方がよいはずです。

不安を無視する、あるいは先送りする理由

不安は臭いに例えることができます。
臭いに蓋をするのではなく、臭いの原因を除去する必要がありますが、不安が自分に対するアラームであるにもかかわらず、蓋をするがごとく無視するあるいは、先送りしがちな理由は以下の通りです。

・不安への対処が慣れていないため
・不安への対処に時間がかかるため
・不安への対処は緊急を要するものではないと思うため
・不安への対処が嫌いなことであるため
・不安への対処が自律的な行動が必要であるため

老後の不安

アンケートに老後の不安を感じてると書いた人の不安は、すでに何回も経験した慣れた不安なのですから、すでにオオカミ少年化していると言えます。アンケートに不安があると記入した人が、具体的な行動を起こすとは思えません。

なぜならば、老後の不安をオオカミ化していない人は、すでに不安に対して対処をしているだろうからです。アンケートに不安を記す人は、不安を無視していたか、先送りしている人に違いありません。

老後の不安は、誰にも度々もたげてきたはずですが、何回も無視、あるいは先送りしたことによって、自分を守ってくれる不安をオオカミ少年化してしまったのです。

その結果、多くの人は老後の不安を解決しないままに、リスクを放置した状態にあります。

しかしながら、本物のオオカミはいつか必ずやってくるのです。

オオカミ少年化した不安への対策

アラームである不安を感じたら、即その原因を突き止めることが肝心です。

恐ろしいのは不安への慣れです。
不安がオオカミ少年化していると、アラームとして機能しないことをご理解いただいたと思います。

不安がアラームの機能を果たせていないのであれば、不安の解決はありません。幸せな老後を過ごすために必要なのは不安の解決ではなく、まずは、健全な不安の活性化です。

不安を活性化した上でその不安の原因をスクリーニングし、必要なリスクに対処していきます。

では、不安の活性化の方法を説明します。

老後の不安は、主に生活資金、健康、家族などの社会性が中心ですが、その多岐にわたる範囲に加えてその期間が長期にわたるため、そもそも、不安の原因を把握して整理・特定することからして容易ではありません。

金融機関とFPからはお金のこと、税理士からは相続税のこと、葬儀社からは葬儀と墓のこと、不動産業者からは、自宅のリフォーム・売却と老人ホームのこと、医師からは健康のこと等などまさに縦割り業種からの溢れんばかりの売り込みの情報の海に溺れんばかりです。

しかし、木を見て森を見ずではいけません。

遺言の書き方など細かいことは専門家に任せるとして、自分と家族の人生を大局的に見て、何をしたいのか、早いうちに、大くくりでも把握した方がその後の対処に有利です。

では具体的にどうすればよいのかということですが、さほど多くの方法があるわけではありません。

私がご提案するのは、Happy Ending カードをプレイすることです。
Happy Ending カードがあなたの人生の不安の森を照らします。
方法はリアルなマンツーマンか、オンラインのウエビナーの2通り用意しています。
下記をご覧ください。

1.Happy Ending プランナーとプレイする → Happy Ending プランナー
2.ウエビナー(Happy Ending School) → Happy Ending カード体験会

<要約すると>

1.不安のストレスから解放されるために、不安が自分のためのアラームであるにもかかわらず、不安を否定し、あるいは対処を先送りしがち。
2.不安は慣れると感度が低下し、アラームとしての機能を失う。(オオカミ少年化)
3.不安のオオカミ少年化はリスクの発生を招く。
4.オオカミ少年化した不安を再活性化した後にその解決を図る。
5.老後の不安はまずHappy Ending カードで「森」を見ることからはじめる。