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これで安心! 老人ホームとお金の問題ー簡単なキャッシュフロー表作成法

あなたは何歳まで生きるつもりで生活資金の段取りを考えていますか?
もし、まだであれば、今一度キャッシュフロー表の作成をおすすめします。

年金生活が始まる頃には、大半の人にとって家計に対するお金の出入りの変動はわずかです。収入は年金を中心に一定となりますし、子育てが終われば、恒常的な支出もほぼ定額化します。その後の備えるべき大きな支出は、介護です。

キャッシュフロー表の作成はとても簡単です。
ダウンロードできるキャッシュフロー表を差し上げますので、トライしてみてください。きっとお金の問題の不安から解放されると思います。

老後の三大不安のひとつー老後の生活資金

<ケース>老人ホーム利用者のお金の心配

老人ホームに入居された80歳の女性から相談でした。

半年前に、その老人ホームに入居したのですが、自分の手持ちの預貯金でいつまでこの老人ホームで暮らせるのか不安で夜も眠れないとのことでした。

車いすを必要とされる生涯未婚のお一人様です。
そこで、いくつかお伺いしながらキャッシュフロー表を作成してみました。

通帳を拝見すると、預貯金の残高、振り込まれている年金の金額、引き落とされている老人ホームの利用料等々がわかります。そして、これから売却する予定のご自宅の売却収入を見込金額で足して計算しましたら、預貯金残高がマイナスになるのが52年後、即ちご本人が132歳になる年です。

今までに132歳まで生きた人間がいないことはわかっていますので、

私  「132歳までは、十分こちらの施設で生活ができますよ!」
と申し上げると、
女性 「そこまでは頑張れないわね〜(^_^)」
私  「もう少し、贅沢をされてもよいですよ!」

女性は、破顔一笑でした。

ご自身で計算できないわけではなかったと思いますが、お歳のせいか、第三者からの証明が欲しかったようです。

この方のように実際には余裕があるにもかかわらず、不安を持って、過ごすのではお気の毒です。枕を高くして眠ることができるようになられてよかったと思います。

その後、公正証書5点セットをお作りし、Happy Endingプランナーが財産管理受託者兼任意後見受任予定者ならびに死後事務受託者となってサポートさせていただくことになりました。

老人ホームに入居すれば、身の回りのことはサポートしてくれる老人ホームの職員がいるので安心ですね。

しかし、終の住処として利用する限り、住居費、食費などの利用料と介護保険、健康保険の自己負担分の支払いを続ける必要があります。
これらの費用はほぼ定額化しているものの、問題はその支払いがいつまで続くかがわからない点にあるのです。

入居してみて住み心地とサポートに満足しているものの、毎月銀行の預金残高が減っていくのを見ていると、不安に思う人は少なくありません。

そこで、老人ホームに入居する際に備えておきたいことのチェックリストのひとつとして、キャッシュフロー表をご紹介します。

老人ホームに入居した以降のキャッシュフロー表を簡単に作ることができます。
現実を知るのは怖いかもしれませんね……
しかし、早めに作っておくと安心できますよ。

キャッシュフロー表

キャッシュフロー表は、足し算と引き算だけでできますから、手書きでも作ることが可能ですが、Excel、Googleシートなどの表計算ソフトでつくれば、数字を入れ替えることによって幾通りにもシミュレーションすることができるので便利です。

下の例は、単身者用のキャッシュフロー表の参考例です。

この参考例を簡単に説明します。
この人は80歳で老人ホームに入居します。そこから100歳までの期間のキャッシュフロー表を作りました。

・年金等の合計収入が180万円/年
・老人ホームへの支払いは312万円/年
・小遣い、その他の支払いは48万円/年
・転居した年の預貯金残高は2000万円
・81歳の時に自宅を売却して2000万円の売却代金を得ました。

以上の金額が変わらないとして、100歳まで計算していくと、最下段の貯蓄残高を見てください。100歳時点の残高が200万円であることがわかります。

余裕があればあるに越したことはありませんが、なんとか黒字で行けそうなことがわかります。

もちろん、今後病気入院などをするかもしれませんから、突然の出費に対しても覚悟しておく必要があるでしょう。

しかし、キャッシュフロー表をあまり厳格に考える必要はありません。その目的は、おおよその傾向をつかんで、収入、支出を調整するベースにすることだからです。

キャッシュフロー表をベースにお金の出入りについて再検討してシミュレーションをしてみましょう。

キャッシュフロー表の使い方

<基本的な考え方>

前年の預貯金残高 + 本年の収入 ー 本年の支出 = 本年の預貯金残高

この預貯金残高がマイナスにならないように、収入と支出を調整します。

Step1 数字を入力していきます。

①西暦

②自分の年齢

③ライフイベント 今後想定される大きな行事を思いつく範囲で
お墓の準備(改葬・墓じまいも含めて)、葬儀なども考慮する。

④定例的な収入:給与、年金、配当、不動産収入などの合計額

⑤一次的な収入:不動産・株式・会員権の売却、相続、その他

⑥老人ホームへの支払い:請求書、もしくは見積書から合計額を。介護保険、医療保険の自己負担額もここに加算します。

⑦お小遣い

⑧その他の支出

⑨一次的な支出:引越、家財の整理など

Step2 預貯金残高のチェック

いつまでも、毎年の預貯金残高がプラスであれば、問題ありませんが、マイナスになるとアウトです。利用料金の支払いができないと老人ホームから出ていかなければなりません。

従って、預貯金残高を常に余裕を持たせるように、収入と支出を調整しましょう。

Step3 調整

⬆︎ 預貯金残高が想定する余命よりも早くマイナスになる場合

<1>お小遣い、その他の支出を削減する

<2>不動産、株式などの換金可能な資産を換金する

<3>収入を増やす

<4>より利用料金の安い施設への変更を考える。

⬇︎ 預貯金残高が想定する余命よりもプラスである場合

<1>もう少し贅沢をしてもよいかもしれません。

<2>死後に残った財産の使い道を遺言で指図しておくのも財産の活用方法のひとつです。

どれだけあれば安心か?

キャッシュフロー表はあなたの寿命を教えてくれるわけではありません。

最大の問題は、いつまで生きるのかであり、いつまでキャッシュフロー表の残高がプラスであればよいのかという点にあるのですが、残念ながら、これには正解がありません。

そして、何歳まで黒字であれば安心できるか否かは人それぞれです。

最高値で株式を売ることが難しいように、丁度マイナスになる時点で死ぬことも難しいということです。

それなりの余裕をもっておいた方が安心です。
少なくとも、あなた自身が行うことができないあなたの死後の整理の費用は別枠で管理しておくべきです。もちろん、生命保険などで別途準備している場合は大丈夫です。

1回作るだけではなく、毎年実績値を入れて、見直していくとよいでしょう。

いかがでしょうか。誰にでも簡単にキャッシュフロー表を作ることができます。

キャッシュフロー表を作れば、その余裕の持たせ具合とそれに必要な支出と収入の調整をすることができます。場合によっては、今いる老人ホームにいることが自分にとって適切ではないことに気づいて、他の施設への移転を検討することができるかもしれません。

【無料】キャッシュフロー表のダウンロード

上に掲げたキャッシュフロー表(単身用)のExcel版とPDG版をダウンロードすることができます。下のボタンから登録をしてください。
登録されたメールアドレスにダウンロードするサイトをご案内しますので、すぐご確認ください。

要約すると

・キャッシュフロー表を作ることによって、長期的な資産の推移が一目瞭然となる。その結果、老人ホームにおけるお金の不安を解消することができる。

・キャッシュフロー表の目的は、おおよその傾向をつかんで、収入、支出を調整するベースにすること。あまり厳格に考えない。

・Excelなどのワークシートを使うと、シミュレーションが容易になる。

・キャッシュフロー表は実績データを入れて定期的に見直す。

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