行動心理学

イメージで認知する必要がある将来(老後)のリスク

「ただでさえ、忙しい日々の中で、将来のことなんかゆっくり考えてる暇はないよ……」

と言う人が少なくないのは無理もありません。
サイレンが鳴って消防車が駆け向けていくのに全く気にならない人のように……

経験したことがあるコトへの判断は直観を使うことができるために比較的容易であるのに対して、経験したことがないリスク(変化)を想像するためには意識を使う必要があるので、脳に大きな負担が掛かるからです。

しかし、忙しいあなたにサイレンが鳴ったらどうでしょうか?
あなたと家族に生じる将来の大きなリスクへの対処を今行っておかないと将来後悔することになる!!!

サイレンが鳴ってリスクを容易に認知することができたとしたら、なぜサイレンが鳴っているのだろうかと、そのリスク(変化)を確認しようと思いませんか?

人間の判断のプロセス

人間の判断は次の順序で行われます。

認知 → 検討 →決断

この順番から見ると、「認知」の段階でリスク(変化)を正しくとらえておかないと、次のステップである「検討」に進まないことがわかります。「検討」に進まなければ当然「決断」もないのです。

将来のリスクに備えて置かなかった結果、後悔した人の多くは、そのリスクの認知にしくじったと言えるでしょう。人間ですから、リスク(変化)を正しくとらえることができれば、意識を使ってリスク(変化)を検討して、自分なりにそのリスク(変化)への対処方法を「決断」することができるはずだからです。

従って、将来のこと、リスク(変化)について考える(検討する)ためには、将来のリスクを脳に負荷なく(誰もが今忙しいので)容易に正しくとらえる必要があることがわかります。

老後のリスクについて考えてみましょう。

未経験のリスク(変化)は言葉ではなくイメージで認知することの重要性とその理由

老後のリスクって何?

「いつかは死ぬよね……」

「介護も……」

「年金_生活?」

など、まだ経験したことがない「老後」のリスク(変化)をこのような言葉だけで直観がイメージすることができるでしょうか?
「老後」「死」「介護」「年金」「老後の生活費」などという言葉自体は漠然としており、具体的な情景が頭に浮かびにくいものです。人間は知らないコト、わかりにくいコトを無視、あるいは検討を先送りしてしまう傾向があります。

「認知」の段階でリスク(変化)をリアルにイメージすることができるかどうかが、次の意識を使った「検討」の段階に移ることができるか否かの重要な要素になります。

イメージが脳の扁桃体にアラームを鳴らす

人間の脳は視覚的な情報に非常に強く反応します。視覚は五感の中で最も多くの情報を得られる感覚であり、視覚的な刺激は感情に大きな影響を与えることが知られています。視覚から得られる情報は、脳の「扁桃体」と呼ばれる感情を司る部分に直接的に伝わり、感情的な反応を引き起こします。たとえば、恐怖や不安を感じる映像を見たとき、視覚情報が脳に送られ、扁桃体が活性化し、その結果として強い感情が湧き上がるのです。

このように、視覚情報が感情と直結しているため、将来(老後)のリスクを言葉ではなく「イメージ」として捉えることが非常に効果的なのです。視覚的に老後のシーンを想像することで、そのリスクをより具体的に感じ取り、現実感を持つことができます。これにより、備えの必要性を強く感じ、行動を起こすきっかけを得やすくなります。

経験したことのない将来のことをイメージする方法

将来のことをイメージするには、まず「自分自身」をその場に置き換えて考えてみることが大切です。具体的にどんな環境で過ごしているのか、どんな困難に直面しているのかを視覚化しましょう。

例えば、家の中で誰も訪ねてこない、体調が優れない中で生活している自分を想像することで、その感情や不安をよりリアルに感じ取ることができます。このように「自分が体験している」と考えることがコツです。

(Happy Ending カードNo.D-1.介護者の有無)

また、過去に経験した困難や不安な状況と重ね合わせて考えることも有効です。過去の思い出を使って、将来の不安を少しでも具体化し、イメージとして落とし込むことができれば、次のステップに進む準備が整います。

経験したことがない老後のリスクの認知のサポーター

とはいえ、何か老後のリスクのイメージをサポートしてくれる仕組みが欲しいと思いませんか?

・様々な老後のリスクをイメージで教えてくれるもの

・あたかも自分が将来のリスクを体験しているように感じさせてくれるのも

・簡潔でわかりやすいもの

現代の忙しい人間には、様々な将来(老後)のリスクを容易に認知することができる、まさに「老後のリスクマネジメント大全」が必要なのです。

経験したことがない老後のリスクを認知するためには、リスクのシーンを視覚化することが効果的です。この際に役立つのがHappy Endingカードです。カードの表面には、さまざまな老後に関するリスクが描かれており、視覚的にそれらを捉えることができます。

さらに、カード裏面にあるQRコードをスキャンすると、老後のリスクに関する具体的なケースを動画で視聴することができ、よりリアルに老後のリスクを体験することができます。この動画では、映像とともに語り手の声も加わり、視覚と聴覚の両方からリスクを認識できます。視覚的な情報が脳に強く印象づけられるとともに、音声による感情の伝達が加わることで、リスクの深刻さや重要性がより明確になります。

音声は、特に話し手の声のトーンや言葉の使い方が感情に与える影響が大きく、例えば優しい語りかけで安心感を与えたり、真剣な語り口でリスクへの警鐘を鳴らしたりすることができます。これにより、視覚と聴覚が相乗効果を生み、老後のリスクに対する認識を深めることができるのです。

こちらから「老後のリスクマネジメント大全」としてのHappy Ending カードが提供する老後のリスクの紹介動画をご覧ください。

要約すると

・賢明な人でも知らない(認知しない)リスクに備えることはできない。

・経験したことがないリスク(変化)は言葉では推測が難しい。

・経験したことがない老後のリスク(変化)に備えるためには、言葉だけでなく、具体的なイメージを持つことが必要

・視覚と聴覚は脳の扁桃体を刺激してリスク(変化)のサイレンを鳴らす

・Happy Endingカードとそのケース動画は、そのイメージを深める手助けとなる

・Happy Ending カードは老後のリスクマネジメント大全。

[/box03]