WHY? 何のためのHappy ending !!

映画「ファーザー」アンソニー・ホプキンスの演技で認知症の親子を体験する

音飛びするCDのような世界?

自分が認知症になったら、世界がどのように映るのか……
同居している家族が認知症になったら自分はどうなるのか……

ロンドンに住む認知症のアンソニー(アンソニー・ホプキンス)と娘のアン(オリビア・コールマン)親子が見せる映画「ファーザー」(原題”The Father”)

AmazonPrime ☞ 「ファーザー(字幕版)」

83歳のアンソニー・ホプキンスが演じる認知症の情景には鳥肌が立ちます。

自己一貫性の喪失
認知症になった本人もさることながら、それをサポートする娘とその夫の苦悩

♪面倒を見てくれているアンのことを出来が悪いと罵るアンソニー

♪とっくに事故で死んだ次女ルーシーの帰りを待っているアンソニー

♪エンジニアだったのに、ダンサーだったと言い出してタップダンスを踊り始めるアンソニー

♪自分に介護は不要だと言い張り、在宅介護のヘルパーを何人もやめさせてしまうアンソニー

♪自宅(フラット)を絶対に離れないと言い張るアンソニー

♪ベッドで寝ている父の顔をなでるアンと首を絞めるアン

♪そして、新しい交際相手と暮らすためにアンソニーを置いて、パリに引っ越さなければならないアン

何回も音飛びするオペラのCDを取り出してクリーニングするアンソニー……
傷ついたCDは傷ついた脳のアナロジーです。

「葉が全部落ちていくようだ……」

ラストは衝撃的ですが、
窓の外の木々の緑の葉が指す意味は様々です。

そして、介護者(オリヴィア・ウィリアムズ)に抱きしめられるラストシーンで私は救われました。

この映画を一度ご覧ください。

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