行動心理学

愚図なわたしとあなたに!先送り(先延ばし)のリスクとその防止策

ぐずぐずしている?
一旦、やりたい!やらねば!と思ったものの、未だに手がついていなくて、気に掛かることがありませんか?

後で後悔するようなことでなければ、問題はありません。
先送りしても、忘れてしまっても……
しかし、後悔することになりそうだからこそ、先送りしていることが、ストレスになっているのではありませんか?
のどに刺さった魚の小骨のように……

誰にでもある先送り(先延ばし)のフラストレーションです。

誰でも、先送りしていることは少なくないと思いますが、注意すべきは、期限が明確に設定されていない目標の先送りです。

今回は人生の後悔を最小化するために必要な先送りの原因と防止策をお伝えします。
Happy Ending !!を迎えるために不可欠なスキルです。

死が差し迫った人間は皆もっと時間が欲しいと願うが、
まだ時間を持っている人間は皆、物事を先延ばししては言い訳ばかりしている。

先送り=先延ばし=ぐずぐずする=procrastinate(英)
このblogでは、上記を「先送り」と一本化して記載します。

まず、先送りのリスクとその結果としての後悔がどのようなものか、確認していただくために、6つほどケースを挙げてみます。あなたにも身に覚えがあるかもしれませんよ。

先送りの後悔 こんな後悔をしてしまったら?

 

ケース1:子どもの頃の夏休みの宿題

毎年早く終えてしまおうと考えていたが、宿題の絵日記を毎年8月31日、夏休みの最終日にまとめて書いていた。
日記の内容も天気もすでにほとんど忘れていたので、日記と言うよりも、創作に近い作文でしかなく、自分でも読も返す気にもなれず、やっと書き終えても後味が悪かった……
宿題の絵日記を提出するたびに、来年は毎日きちんと書こうと決意したものだったが、小学校を卒業するまで、ついにそれはできなかった。

ケース2:受験

高校、大学とも第一志望には合格できなかった。
過去問題集を買って、早めに受験勉強をはじめようと思っていたが、部活とゲームに気を取られて、勉強は後回し……
あっという間に受験日の本番を迎えてしまった。
第一志望校の受験日当日は、鉛筆を握りながら合格する気が全くしなかった。

ケース3:商談

取引先に依頼された見積書の準備をしなければならなかったが、飲み会等で作成が遅れに遅れて前日になってしまった。
前日の夜に作成しようとした時になって、見積もりの算出に必要な取引先の情報が不足していることに気づいた……慌てて取引先に電話するが、電話が繋がらなかったため、見積もりに必要な情報を確認することができず、見積もりを作成することができなかった。
結果として、期日までに見積もりを提出することができなかったので、他社に受注されてしまった。

ケース4:パソコンのデータ

だいぶ前からパソコンのハードディスクにあるデータのバックアップを取っておくことが必要だと思っていたが、バックアップの方法を検討しようと思っているいうちに、パソコンがクラッシュしてしまい、データを全て失ってしまった。
その結果、顧客情報を全て失い、商売ができなくなった。

ケース5:健康
健康診断を受けたところ、再検診の通知が来た。
便潜血反応が出たので、大腸内視鏡検査が必要らしい。いやだな〜と思いながら、再検査で行う大腸内視鏡検査の予約をしばらくしなかった結果、大腸癌が進行してしまった。
その結果、大がかりな手術をして、ストーマを付けなければならなくなった。

ケース6:遺言

子どもがいないので、夫には遺言を書いて欲しいと頼んでいたが、仕事で忙しい夫は書くとは言っていたものの、なかなか書いてくれなかった。
そうしているうちに、夫は会社で突然脳梗塞で倒れ、意識が戻らないままに死んでしまった。
遺言がないために、夫の兄弟から法定相続分を請求され、自宅を売却しなければ、支払えない事態に陥った。

いかがでしょうか?
このような後悔はしたくないものですよね〜
先送りのリスクの前に、そもそも「後悔」とはどのようなものなのかを整理してみましょう。

なぜ後悔するのか?後悔の本質

私は、後悔するのが好きだという人に会ったことがありません。
人はなぜ、後悔をしたくないのでしょうか?

後悔とは、次のような気持です。

・もっとうまくできたはずだと言う感情
・犯した失敗と失った機会の反芻
・自分を責める気持ち
・失敗を取り返したい、なかったことにしたい
・次のチャンスが欲しい

そして、結果の発生に対する影響の観点から、次の条件が加重された場合に、後悔はより大きくなります。
・もう少しのところまで来たが届かなかったと言う感覚
・自分に責任があったと言う感覚

(A Theory of Regret Regulation 1.0 Marcel Zeelenberg and Rik Pieters)より

後悔は人間だけがすることができる高度な認知プロセスです。
自分の選択によって生み出された結果と、別の選択をすることによって得られたかもしれない他の結果を比較して、他の選択の方がより好ましい結果を得られたであろうと認識した場合に後悔することができるのです。

選択に対する後悔ですから、ある時点で、結果の発生を防ぐことができた場合のみ、悪い結果に対する選択に対して後悔を経験するわけです。

その選択をしたのが自分なので、自分を責めてしまうことになります。
自分が自分にもたらした好ましくない状態に対する感情が後悔です。
だから、後悔はしたくないのです。

後悔に至る過程は一様ではありません。
「後悔先に立たず」と言いますが、先に立ったらどうでしょうか?
後悔の5つのパターンは、後悔を先に立たせる起点となります。

後悔に至るフローとパターン

以下の3つの選択肢によって、後悔は5つのパターンとなります。(下図参照)

1️⃣ 目標の有無:やりたいこと、やるべきこととして位置づけていたかどうか
後悔の原因となる問題の解決を目標として位置づけていない理由は2つあります。

<1>無知
やりたい、あるいはやるべきことに気づかなかった、あるいは知らなかった場合。
知らないものは欲しがれないので、当然実行もありえません。

<2>選択
問題は認識していたものの、優先順位が高くないと判断して解決すべき目標として位置づけなかった場合です。リスクを保有、許容してもかまわないと判断していたため、問題が発生しても後悔する可能性は低いと言えるでしょう。
しかし、環境の変化が優先順位を変える可能性がないとは言えません。

2️⃣ 認識していた目標を達成するために必要なことを実行をしたか否か
先送りの問題です。目標があったとしても、実行しなければ目標を達成することはありません。先送りの後悔は、目標を認識していたにもかかわらず、達成できなかった場合に起こります。

3️⃣ その結果、目標を達成したか否か
実行しても、目標が未達になる原因は次の2つです。
<1>方法が適切ではなかった。
<2>着手のタイミングが遅く、適切な方法を実行するのに必要な時間がなかった。
実行するにしても、必要なのは、適切な着手のタイミングと方法の選択です。

どちらが、より後悔が大きいと思いますか?
目標未達の後悔という結果は同じだとして。

🔹 後悔パターン1:無知によって目標に気づかずに実行しなかった場合
🔹 後悔パターン3:目標を認識しながら先送りによって、実行せずに、目標が未達になる場合

多くの人はパターン1よりもパターン3の方が後悔の念が強いと答えています。

目標を設定しながら、その実行をしないのであれば、むしろ目標を持たない方が、後悔が少ないのです。

 

先送りの後悔

さて、いよいよ、先送りを原因とする後悔について考えていきましょう。

先送りの後悔の結果は?

先送りを原因とする目標未達(パターン3、4)の結果は、次の2つとなります。
1️⃣ 未着手のため、達成度がゼロ
☞ ケース 3、4,6
2️⃣ 着手はしたものの、達成した内容が中途半端、低品質
☞ ケース 1、2、5

先送りの後悔は何から生ずるのか?

先送りした結果、目標が未達あるいは不充分となってしまう原因は、期限の存在にあります。期限がなければ、いくら先送りしてもかまわないのですが、期限は必ずあります。
その期限は2つのタイプがあります。

1️⃣ 期日が明確なタイプの期限
☞ ケース 1、2,3
2️⃣ いつ到来するのかがわからないタイプの期限
☞ ケース 4、5、6

他律的な期限と自律的な期限

特に留意すべきは、いつ到来するかがわからない期限2️⃣!
期限が明確である期限1️⃣はほとんどの場合、他人から設定された他律的な期限です。

一方、期限2️⃣は、期限を設定するもしないも自分次第である自律的な期限です。
自律的な期限2️⃣に対しては、自分で期日を明確に設定する必要があります。

いつ到来するかわからない期限に対して確かなのは今だけだ!

先送りされやすいコト

先送りされやすいコトは5つあります。
左右を対比すると、左の性格のコトより右の性格のコトの方が先送りされやすい!
自分が先送りしやすいことを右のカテゴリーごとにリストアップして、意識しておきまましょう。

1️⃣ 好きなこと vs. 嫌いなこと
2️⃣ 早くできること vs. 時間のかかること
3️⃣ 慣れたこと vs., はじめてのこと
4️⃣ 他律的(人からの指示、依頼)なこと vs. 自律的なこと
5️⃣ 重要なこと vs. 急ぐこと

優先順位に基づいた将来の予定と先送りの違い

⏰ 将来の予定
優先順位に基づく合理的な判断による将来に実行することの予定

🔥 先送り(先延ばし)
自分にとって好ましくない結果を招くとわかりながら、自発的に延期する非合理的な判断

期限が明確な目標については、先送りされたとしても、たいてい期限直前には実行されます。しかし、ぐずぐずしていることによって生じる次の2点が問題なのです。

🔥 実行する過程における心理的なストレスが小さくなく、罪悪感を感じ続けてしまう。
🔥 結果としての目標の達成度(質的レベル)が高くない。

どうせやるのであれば、ぐずぐずしているのではなく、さっさと着手して、スッキリ過ごした方が良いに決まっています。
でも、それができなくて困っている愚図な人にその防止策を提案します。

先送りの防止策(基本編)

どうすれば、先送りを防止して、ストレスをなくし、質的レベルの高い成果物を得られるようになるのでしょうか?
今までとは違う何かが必要です。
まずは、先送りの防止策の基本的な4つの対策と、絶対に目標を達成したい場合に用いる3つの方法を後ほどご提案します。

<4つの対策>

1.目標を具体的に設定する。
(体感するがごとく、目標達成の効果と未達の場合のリスクを具体化する)
2.目標をブレイクダウンして、ゴールを細分化し、マイルストーンを置く
3.達成期限を設定する
4.目標の達成状況を常に見える化する

遺言の作成のケースで具体的に見て行きましょう。

<ケース>
甲夫さん(68歳)は妻乙子さん(62歳)とふたり暮らし。子どもはいません。
郊外に一戸建ての自宅(時価5千万円)を持ち、預貯金、有価証券等金融資産は3千万円
恵まれた金額の厚生年金を受給しています。

1年前に、Happy Ending カードをプレイして、遺言を書いておかないと遺産の1/4が法定相続分として兄弟が相続してしまうことがわかったので、乙子さんのために公正証書遺言を書こうと決めました。

 

しかし、それに気づいてから1年が経過しましたが、まだ遺言を書いていません。
甲夫さんは、遺言の作成についてぐずぐずしている状態です。

ゴルフは週3回、ボランティア活動にも参加している上に、近所の仲間との飲み会も多く、なかなか忙しく過ごしています。
どうしたら、甲夫さんは、遺言を完成させることができるでしょうか?

1.目標を具体的に設定する。
(体感するがごとく、目標達成の効果と未達の場合のリスクを具体化する)

<1>目標設定の具体化
「遺言の作成」……
遺言の作成は目的を象徴してはいますが、目的そのものではなく、目的達成の手段でしかありません。

したがって、遺言の作成という目標の達成による金銭的、物理的効果に加えて、関係者と自身の心理的な効果まで書き出すと、目的が明確になります。
目標達成による効果を疑似体験することによって、必要な段取りをより具体化することができ、さらに目標達成への意欲が高まります。

甲夫さんは、遺言作成という目標を達成すると以下のような状況になることを具体的に想定してみました。

1)自宅と金融資産全部を妻乙子に相続させたので、甲夫の死後も乙子が住居と生活資金に全く困らず、安心して暮らすことができている状態。

(2)全資産を妻乙子に相続させる方法として、公正証書で遺言を作成してある状態。

(3)上記(2)の結果、妻乙子と甲夫の兄弟との間に遺産分割協議をする必要がないので、円満な関係を続けることができている状態。

(4)遺言によって、妻乙子が甲夫が死ぬまで安心して過ごすことができる状態。

(5)甲夫自身も妻乙子に対して愛情を具体的に示すことができたことについて満足している状態。

5点心理的な効果まで上げてみましたが、「遺言の作成」の目的がハッキリしたのではないでしょうか?理屈ではなく、感情の問題であることがわかりますね。

<2>目標未達の場合に生じるリスク
先送りをしてしまった結果、目標が未達となった場合のリスクについても具体化しておきます。すなわちこのケースでは、甲夫が遺言を遺さないままに死んでしまった場合についても心理的な効果も含めて具体的に書き出してみるのです。
甲夫さんは、未達の場合の状況を次のように想定しました。

(1)甲夫死亡の後に、高齢の甲夫の兄弟が、乙子に遺産の1/4の分割を要求してきた。

(2)遺産の分割を要求された乙子がどのように対処すればよいのか、混乱している。

(3)乙子と甲夫の兄弟との関係が険悪となっている。

(4)甲夫の高齢の兄弟のひとりが認知症となっていたため、家庭裁判所に特別代理人の選任を依頼しなければならなくなり、協議は難易度を増し、時間がかかってしまう。乙子はそのストレスに苛まれ、夜もゆっくり眠れない状態となっている。

(5)結果として、乙子は預貯金から1/4相当額を甲夫の2名の兄弟に相続させた結果、手元の預貯金残高に不安を感じてしまっている。

(6)乙子は遺言を書いてくれなかった亡甲夫を恨んでいる。

先送りしてしまった結果の未達の状態を疑似体験したら、どのような効果があったでしょう?先送りのリスクの認識が深まると思いませんか?

目標達成への着手が先送りされる原因のひとつは、達成の効果と未達のリスクを充分理解していないためです。
心理面を含めて達成、未達の状況をリアルに想定すると、ぐずぐずしていられなくなります。

2.目標をブレイクダウンして、ゴールを細分化し、マイルストーンを置く

以下のように目標を分割して達成までのマイルストーンを設定します。
マイルストーン毎に必要な時間と費用を見積もります。
このようにブレイクダウンしてみると、目標が細分化(階段化)され、取り組み(登り)やすくなります。

 

<1>公正証書遺言の作成の段取りを書籍、ネット等で調べる
<2>おおよその費用を確認する。(公証人約12万円、専門家15万円、計約30万円等)
<3>遺言の基本的な内容を決める。☞全財産を妻乙子に相続させる
<3>専門家(弁護士・司法書士・行政書士など)に案文の作成と公証人への取次を依頼する。
<4>必要書類を集める(戸籍謄本、住民票、印鑑証明等)
<5>案文を専門家と確認し、必要があれば修正する。
<6>専門家を通じて公証役場に予約を入れる
<8>公証役場で公正証書遺言を作成する
<8>作成した公正証書の写しを妻乙子に手渡す。

大きな目標もブレイクダウンすることによって、敷居が下がり、着手しやすくなります。
最初のマイルストーン「<1>公正証書遺言の作成の段取りを書籍、ネット等で調べる」に取りかかるのは容易です。

3.達成期限を設定する


自律的に期限が設定する必要がある目標は、期限を設定しなければなりません。
「今年中」とか、「来月末まで」ではなく、
「2023年7月31日」のように期日を年月日で具体的に決めます。
さらに上記の通り、マイルストーン毎にも期限を設定します。

 

4.目標の達成状況を常に見える化する


常に自分に意識させるために、目標とマイルストーンをチェックリスト化して見える化します。達成したマイルストーンはチェックして消し込みます。

 

以上の4つの先送りの防止策で十分な人は、それで結構です。
それでも先送りしてしまう人には、次の上級編の3つ先送りの防止策を試してください。

先送りの防止策(上級編)

5.アメとムチを設定する(ご褒美 or ペナルティ)


アメとムチを使います。
目標達成時のみならず、マイルストーン達成毎に小さなご褒美とペナルティを設定するのも効果的です。

 

<1>目標を達成した際に、ご褒美
ex. 好きなものを食べる、購入する、体験する
<2>目標が未達だった場合にペナルティを課す
ex. 罰金、好きなモノ・コトの禁止、ボランティア等作業の負荷
<3>断ち物 目標達成まで好きなコトを禁止する
ex.飲酒、喫煙、ケーキ、ゴルフ

アメとムチは、目標の早期達成の効果も期待できます。

6.目標達成をコミットする(公約する)

人は、目標の達成を先送りするためにあらゆる口実を考え出すことができます。掲げていた目標よりも優先順位の高い事件が発生したことを先送りの理由にすることを想定内にしておかなければなりません。

そこで、一貫性を使います。
コミットというのは、他人との約束です。
約束を守らない人間は一貫性がないと思われ、信用を一気に失います。一貫性は失うことができないので、有効な手段です。

7.目標達成の審判を置く


野球の選手自身ががアウトかセーフかを判定したら、ゲームになりません。
コミットした目標の達成を判定する審判を置きます。
これは、コーチと言ってもよいでしょう。
目標達成のために厳しく判定してれる審判に依頼すべきです。

 

以上の3つは強力な先送りの防止策です。
ここまで使うとかなりの確率で先送りを防止することができるでしょう。

🔔 Happy Ending プランナーはこれらの先送り防止のお手伝いもしています。

気づいていない本当に大切な目標はないか捜してみる!

先送りは、後悔の大きな原因です。

ONE LIFE!!
一度しかない人生です。
7つの防止策を使って、後悔を最小化してください。

もうひとつ重要なことを指摘しておきます。
後悔のパターン1です。

あなたにとって大切でやりたい、やるべきことであるにもかかわらず、
あなた自身が気づいていない、想定外のリスクが後悔のパターン1

「まさか!」
「想定外だった!」

と後悔することになりかねません。

そこで、次の2点について考えてみてください
1.気づいていない本当にやりたいこと、やるべきことは何か?
2.目標の達成の効果と未達の場合のリスクに対する理解が不充分なために、優先順位を落としていることは何か?

と言ったものの、それは無理だというものです。
だって、わからないのですから。

では、どうしたら、想定外のリスクを想定することができるのか?

Happy Ending カードがあなたの想定外をなくします!
パターン1の後悔だけでなく、人生の後悔を最小化することができます。

Happy Ending カードのプレイはリアル、オンラインの2つの方法から選んでください。
①リアルはHappy Ending プランナー
②オンデマンドウェビナーは ☞「一度きりの人生をハッピーエンディングにする方法」

このblogをきっかけに、先送りを少なくして、スッキリした気持ちで暮らしていただくことを祈っています。

要約すると

<先送りの防止策>

1.目標を具体的に設定する。
(体感するごとく、目標達成の効果と未達の場合のリスクを具体化する)
2.目標をブレイクダウンして、ゴールを細分化し、マイルストーンを置く
3.達成期限を設定する
4.目標の達成状況を常に見える化する
5.アメとムチを設定する(ご褒美 or ペナルティ)
6.目標達成をコミットする(公約する)
7.目標達成の審判を置く

<要注意>
🎯 自律的な期限は先送りされやすい
🎯パターン1の後悔をしないために、自分が気づいていない本当に大切な目標がないか捜してみる!

<先送りのリスクについての参考図書>
「迷いの晴れる時間術」
フィリップ・ジンバルド、ジョン・ボイド著、栗木さつき訳
ポプラ社

「いつも「時間がない」あなたに」欠乏の行動経済学」
センディ・ムッライナタン、エルダー・シャフィール著、大田直子訳
早川書房

「先延ばし克服 完全メソッド」
ピーター・ルドヴィグ、斉藤裕一訳
CCCメディアハウス